訪問美容を受けることができる場所とは
こんにちは。訪問美容チームのHomon salon nie.(ニーエ)です。
訪問美容のサービスを利用する際、施錠する場所はご自宅や施設、または病院だったりします。しかし、介護施設や病院といっても様々あります。
そこで今回はどんな場所があるのか、ご利用者様側からも訪問美容師側からも理解が深められるように解説できればと思います。
【サービスを受けられる場所は?】
訪問美容のサービスを受けられる場所は、大きく分けるとご自宅、施設、病院に分けられる他、事業所などをお借りしてできる場合もあります。それぞれの特徴をまとめていきたいと思います。
○ご自宅
在宅介護やハンディをお持ちの方、妊娠中や幼いお子様の育児中の方などのご自宅に伺って施術をさせて頂きます。怪我や病気の方も在宅を中心に療養中の方や引きこもりの方もご利用頂ける場所になります。
慣れたご自宅で安心して受けられることができます。さらに2016年の法改正により、介護者やお世話をするご家族様も同時に利用することができるようになりました。日々の介護や育児は数時間家を空けることすら難しいものです。しかし、そういった方のために訪問美容というサービスが存在しています。
○介護施設
介護施設とひと口にいっても公的施設と民間の違いで8種類ほど種類があります。それぞれに介護度などで入居条件が決まっていたり、料金が違うので施設ごとにどんな方々が入居しているかの差もあります。
設備も施設によって様々なので施設側と訪問美容師で金額や利用していい場所(お部屋)などの相談や、さらにご家族様も含めた事前のご相談か大切になります。
最近では施設には既に決まっている訪問美容業者がいたりする事も多いので、お客様個人の依頼として行くのか、施設と契約してご利用者様全てに利用可能なサービスとして行くのかが行く側の訪問美容師としては大きな分かれ目になります。
利用したいご本人またはご家族様はその施設に来ている業者(会社)さんにお願いするのか、個別で美容師を呼ぶのかを検討していくとよいと思います。
○病院
怪我や病気で入院している場合、病院にある設備や提供頂ける部屋を使って訪問美容を利用して頂く事ができます。どんな期間入院するかにもよると思いますが、ご利用者様は訪問美容師を呼べるかどうか病院に確認してみる必要があります。科によっては契約している訪問美容が来てくれる科もあると思いますのでこちらも要確認です。
美容師側はお客様に確認してもらって可能な場合、事前にご挨拶と共に使用可能な場所や設備、注意事項の確認をしておきましょう。
○障害者施設・事業所
ハンディをお持ちの方が入居されている施設でも利用して頂けます。この場合も施設に確認が必要です。
例えば、ボランティアでカットをしに美容師さんが来てくれる施設もありますが、ボランティアゆえに来てくれる人数や日にちが不明確だったり、そういった活動をしている美容師がいない地域ではボランティア自体がない場合もあります。
施設独自に契約されている訪問美容がある場合もありますし、付き合いのある美容師さんを呼べる場合もありますので訪問美容の場として可能かどうか施設と相談するとよいでしょう。
私共ニーエでは障害者支援ヘルパーさんを派遣する事業所様と提携し、ご利用者様の支援の一環としてヘルパーさん帯同の元、事務所のお部屋をお借りして施術を行ったり、利用者様本人の希望でサロンに来て施術できるようになった方もいらっしゃいます。訪問美容が支援のひとつのピースになり得る可能性を感じています。
【必要な許可や申請】
訪問美容師は、ご利用するご家族様やケアマネージャーさん、施設や病院のスタッフさんと事前に相談や打ち合わせをする必要があります。もしくは活動する自治体や施設がある自治体への申請が必要な場合あるかもしれません。以下にまとめましたので参考にして下さい。
○個人宅様ではご家族やケアマネージャーさんと
個人宅様では直接ご依頼して頂いた方がご利用者様ご本人でも、必ずご家族様と事前に話し合っておく必要があると思っています。
「聞いていなかった」や「来られては困る」などトラブルを防ぐ目的と、ご自宅のご様子(スペースや水道などの設備状況)や駐車スペースの無有など明確にしておきたい項目があるからです。
またケアマネージャーさんからご紹介してもらった場合もご家族様とケアマネージャーさん双方と打ち合わせしておきたいところです。当日誰が居てくれるのか、またはご本人だけなのかなど。ご精算方法やお金の出どころもなど相違があるといけないことの確認や、ご本人様の注意点の確認も含め、その方への包括の一員と思って踏み込むことが大切です。
○施設や病院は責任者の方と相談を
各種施設や病院では専任の担当者の方や、スタッフの方と事前相談しておく必要があります。
基本的には向こう側から名乗り出て頂いた担当者の方とやり取りましすが、新しい病院や施設だと訪問美容を受け入れることが初めてのケースの場合もあると思います。その場合は、こういうことをしたいのですがということをお伝えして、設備やスペースの広さを確認していくとよいでしょう。事前に現場に赴ける場合は直接確認できると双方の不安が減らせるのではないかと思います。
○保健所に申請が必要な場合も
冒頭で述べましたように、活動する自治体や施設(病院)のある自治体の保健所に申請をしておく必要がある場合もあります。
活動を始める時に拠点地では確認していると思いますので、エリア外の施設(病院)へ訪問することになったらその施設(病院)のある自治体へ電話をして確認するとよいと思います。施設や病院に過去の事例、要するに以前いらしていた訪問美容師や業者さんはどうしていたか聞いてみてもいいかもしれません。
訪問美容を行うにあたり必要な資格や手続きはこちらの記事でも確認できます。
【まとめ】
訪問美容のサービスを受けられる場所から、その場所でやるにあたり相談しておくべき相手までまとめて参りましたが参考になりましたでしょうか。
今回は多くの方が利用するであろう場所をかいつまんだ内容ですが、該当しない場合もあるかもしれません。
どんな場合でもご家族様、訪問美容師、関わる施設や病院のスタッフさん、もしくはケアマネージャーなど、3者との連携が必要不可欠です。
1者でも欠けてはいけませんし、ご家族様でも配偶者様とお子様では言い分も違ってくる場合もあります。
何はともあれ事前の確認、事前の相談、不安なことや疑問な事があれば聞く。ご利用者側も訪問美容師側もオールクリアな状態で訪問当日を迎えることが大切です。
この記事を呼んだ方々の訪問美容ライフに是非活かしてもらえたら幸いです。
訪問美容に関してはこちらの記事も参考にして頂けると思います。是非あわせてご覧下さい。
今回もご拝読ありがとうございました。
nie.
▫︎ 訪問美容 Homon salon nie.
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