訪問美容で効果的なドライシャンプー
こんにちは。訪問美容チームのHomon salon nie.(ニーエ)です。
ドライシャンプーという言葉を聞いたことはあるでしょうか?お耳馴染みのない言葉だという方も多いかと存じます。
ドライシャンプーとはシャンプーの一種ですが、通常のシャンプーを想像しいると全く新しい発想のシャンプーなのです。
訪問美容の現場でも新たな選択肢になりうるドライシャンプー。今回はドライシャンプーがどのようなものなのか、どうやってやるのか、どのように効果的なのかなどに触れていきたいと思います。
訪問美容のシャンプーについては前回のこちらの記事もお読みいただけると見識が深まりますのでお時間ある方は是非。
【ドライシャンプーとは】
まずドライシャンプーとは、その名の通り水やお湯なしで行うシャンプーのことを指します。
スプレー、フォームなど様々なタイプが展開されています。
ですがドラッグストアはじめ、美容室でも取り扱っているケースが少なかったり、あっても種類が1つしかなかったりと入手が少し難しいのかなというイメージもあります。
しかしその使用用途は移動シャンプー台を持っていけない場合や、態勢的にシャンプーが難しい場合、お湯が利用できないシーンなど可能性はたくさんあるとも思っています。
○どんなタイプがあるのか
先ほども軽く触れましたが、タイプは様々展開されています。
スプレータイプ、ミストタイプ、ジェルタイプ、フォーム(泡)タイプが大まかな分類になります。
スプレーやミストはサラッとした質感、ジェルやフォームはしっかりつけられている感を感じることもできます。
だいたいが50〜150mlの容量のイメージなので、持ち運びに苦労することはありません。
○市販で買うことができるのか
実際私共ニーエでも数種類揃えるのに美容ディーラーやメーカーに発注したものもありますが、Amazonやドラッグストア、ベビー用品店などの場所から入手したものもあります。
ですので訪問美容師も一般の方も独自に入手することは可能です。しかし先述の通り扱っていないお店もあるので、多店舗回る可能性もあるかと思います。
一般の方が入手するのであれば、通っているヘアサロンさんや訪問美容師に伝えてそこから購入させてもらうのが1番安心かもしれません。
【訪問美容でドライシャンプーをする時の流れ】
次にドライシャンプーを使用する流れを追っていきたいと思います。
訪問美容の現場で施術するイメージでお伝えしていきます。
必要最低限の道具は、ドライシャンプー、タオル、ブラッシング用のブラシです。
○ムース(泡)・ジェルタイプの場合
①まずブラシで優しくブラッシングします
②フォームまたはジェルを手に取り、頭皮に満遍なくつけていきます
③頭皮全体をマッサージするのようになじませながら揉み洗いします。このとき力加減や液が垂れてこないか確認しましょう
④タオルで拭き取ります。この時、蒸しタオルよ使いながら行うとより洗浄効果がアップします
○ミスト・スプレータイプの場合
①ブラシで全体をブラッシングします
②ドライシャンプーを10〜15cmほど離してスプレーします
③髪と頭皮全体に馴染ませながらマッサージしていきます
どちらも終わった後はドライヤーで乾かしながらブローや仕上げに入っていきます。
【訪問美容でのドライシャンプーのメリット・デメリット】
ドライシャンプーの特徴や施術をご紹介して参りましたが、実際は「ドライシャンプーを使うのか、普通のシャンプーにするのか」を適切に選んだり利用者様が選択する必要があります。
そこでドライシャンプーのメリットやデメリットについて触れてみたいと思います。
○メリット1「場所や環境を選ばず使用できる」
ドライシャンプーの最大のメリットと言っても過言ではない点は、水やお湯がなかったりシャンプー台を設置する場所がとれなくても手軽に頭皮のケアができる事でしょう。
さらに最悪ドライヤーがなくてもタオルドライで終えることができる点も、電気がない場合や体勢の維持が難しい利用者様への時短にも繋がります。
介護やハンディある方への一つのテーマとしては出来るだけ短い時間で施術してほしいお客様にとって、ドライシャンプーはとても有効的です。
○メリット2 「身体に不自由があっても受けやすい」
例えば首や腰が痛くて体勢の維持が難しい場合や、寝たきりになってしまっている場合、移乗が困難場合など、身体に不自由が生じていても短時間で体勢そのままに施術できるということも有効な点です。
不自由だから諦めなければないないと思っているお客様やご家族様への、新しい選択肢のひとつになりうるアイテムなのです。
○メリット3 「リフレッシュできる」
シャンプーの最大の特徴はやはりリフレッシュできることですよね。頭皮や髪の毛がキレイになるばかりではなく、触ってもらって揉みほぐしてもらうだけで気分が変わるものです。香りの相乗効果もあります。
洗うまでもないけど、このリフレッシュやリラックスを求めてのドライシャンプー。という選択肢もアリだと思っております。
○デメリット 「通常のシャンプー程汚れを落とすことはできない」
次にデメリットとして挙げられるのは、通常のお湯を使ったシャンプーに比べるとやはり皮脂などの頭皮の汚れを完全に落とし切れるわけではない点です。
それを少しでもクリアにするために考えられる工夫として、施術後のタオルドライ前に蒸しタオルを使用して頭皮の血流効率を上げたり頭皮を温めることで汚れを落としやすくしたり、施術前と施術後にブラッシングしてあげたりすると効果的です。
その時頭皮を傷つけないようブラシの素材や力加減には特に気をつけてあげましょう。
ドライシャンプーはあくまで簡易的であることをまずは訪問美容師が認識し、しっかりとお伝えし、場面や状況に応じて上手く使い分けることで満足度を上げる事ができるでしょう。
【まとめ】
前半はドライシャンプーの特徴や種類を、後半は施術の流れやメリット・デメリットについてご紹介してきました。ドライシャンプーについて少しでもご理解頂けたでしょうか。
便利なアイテムであるドライシャンプーも、効果が薄いからと判断する前に「それでも使いたい、使うべきお客様がいる」と思って工夫しながら使う事が訪問美容の現場では必要になってきます。
シャンプー台がないから、身体が不自由だからシャンプーを諦める前に第三の選択肢としてドライシャンプーをご検討してはいかがでしょうか。
今回はドライシャンプーについて触れてみました。長い時間後拝読ありがとうございました。
訪問美容についての記事はこちらからもご覧になれますので、是非お時間のある時読んでみて下さい。
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